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ライジングW - スラリー系機械攪拌式ブロック状混合処理工法

概要

ライジング工法は、あらかじめ掘削した土を掘削部に投入し、独自に開発した攪拌バケットを用いて土とスラリーを攪拌混合し、均質性の高いブロック状の改良体を構築する地盤改良工法であり、攪拌バケットの前面に十字あるいは縦または横に取り付けた平鋼により土塊をほぐすことで攪拌性能が向上することを意図して開発した工法です。
本工法の特徴は、事前に土を掘削することにより、支持層および改良対象土を確認できること、固化の妨げになる有機質土や施工の障害となる礫層、転石、産業廃棄物および地中障害物などを除去できること、施工時の品質管理試験として、施工後に改良体の比抵抗を測定し攪拌状況を確認できることです。

スケルトンA型
スケルトンA型
スケルトンB型
スケルトンB型
ロータリーA型
ロータリーA型
ロータリーB型
ロータリーB型

サンプラー採取方法

サンプラー取り付け
サンプラー取り付け
所定深度採取
所定深度採取
引き上げ後モールド充填
引き上げ後モールド充填

仕様および適用範囲

改良形式 ブロック形式
適用構造物 建築物、擁壁、工作物および土木構造物
攪拌バケット スケルトンミキシングバゲットA型・B型(砂質土)
ロータリーミキシングバゲットA型・B型(砂質土・粘土質・ローム)
使用材料 セメント系固化材、または、高炉セメントB種
ただし、高炉セメントB種は、室内配合試験を行う場合に限る。
改良体寸法 幅、奥行き、深さともに0.7m以上5.0m以下
幅と奥行きは、1回に施工可能な寸法であり、これを超える場合は、適切な養生期間を設けるなどして、改良体を隣接して築造できる。
構造物の規模 小規模※ 小規模以外
固化材
配合量
砂質土 200kg/m³ 150kg/m³以上で
室内配合試験によって決定
粘性土 250kg/m³
ローム 300kg/m³
水/固化材比 80~120%
土質、施工条件、施工地域の
実績に基づいて決定
80~120%
土質、施工条件、施工地域の
実績を考慮し、
室内配合試験によって決定
設計
基準
強度
砂質土 1,200kN/m² 400~3,000kN/m²
粘性土 1,200kN/m²
ローム 800kN/m²

※小規模建築物とは 下記の(1)~(4)の条件を全て満たす建築物、および高さ2m以下の擁壁などの小規模工作物
(1)地上階:3階以下  (2)高さ:13m以下  (3)軒高:9m以下  (4)延べ面積:500m²以下

施工手順

1. 準備工
施工機の施工時及び移動時の安定を図るため、敷き鉄板の敷設・表層地盤改良などの養生、芯出し・マーキング、計量装置の点検・キャリブレーション、固化材の状態確認等を行います。
2. 位置決め
攪拌バケットを改良体施工位置に合わせます。
3. 掘削開始
掘削作業を開始します。
4. 掘削深度の確認
所定の掘削深度まで掘削します。深度確認後、層厚を0.5~1.0mに設定し、投入と攪拌を行うサイクル数を決定します。地下水位が高いなど、地盤が崩壊しやすい場合は、改良範囲を階段状やノリをつけた状態に掘削します。
5. 改良対象土及び固化材スラリー投入
掘削部に固化材スラリーを投入しながら改良対象土を投入します。
6. 攪拌・5~6の繰り返し
所定量の階領土および固化材スラリーを投入後、水平工法だけでなく全体が均質となるよう、深度方向(掘削孔の底面まで)の攪拌も行います。
7. 攪拌・造成終了
所定の固化材配合量が得られていることを確認した後、モールドコアの採取、比抵抗測定を行います。
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